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節電方法を考える

ひとつの発電所が電気を作り出す量には限りがありますし、発電所もいくらでも建設できるわけではありませんので、電気というのは無限に使えるものではないのです。しかも、福島第一原発の事故以来、原子力発電所がほとんど稼働していない状態なので、現在の日本は季節によっては電力不足が懸念される状態です。もちろん再生可能エネルギーによる発電なども開発されてはいますが、まだ大きな電力源として頼ることのできる状態ではないため、電力不足を防ぎ、二酸化炭素の発生を抑制するためにも使う側が節電を心がけることが大切です。実際、ここ数年電力が本当に不足した時には計画停電も行われるなど、電気の使用量を減らすことが求められているのです。

日本で使われる電力のうち、家庭が消費する電力は30%程度だといわれます。これを多いと考えるか少ないと考えるかは人によって異なるとは思いますが、例えばすべての家庭で10%電気の使用量を減らせば、日本全体で使われている電気のうち3%は節約できます。もちろん個人で考えると、電気代の節約になるのでうれしいことです。できることから電気代の節約をして行くようにしましょう。

たとえば、使っていない電化製品のコンセントを抜いて待機電力を減らすのも節電方法のひとつです。使っていない電化製品の待機電力というのは、完全に無駄な電力なので、まずはこれを実践しましょう。また、エアコンの温度設定を見直したり、冷蔵庫を冬場は「弱」にする。テレビの音量を下げる、炊飯器で保温をしない、電球をLEDに替える、使っていない部屋の電気は消すなど、細かい節約法はいろいろありますが、基本は必要なところで必要なだけしか電気を使わないということです。電気というのは、目に見えないところで使われているので、節約の実感がしにくい部分でもあります。最近は電気代が表示されるエアコンなども登場していますが、常に省エネを意識することが何よりも大切。特に子供などは「電気はついていて当たり前」と思いがちですので、「使ったら消す」「無駄に使わない」ということを繰り返し教えていくことも必要でしょう。

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